今日は1月7日、人日の節句。
七草粥を食べる日です。
1月7日にいただく「七草がゆ」
本来は1月7日の朝に食べるとされている、七草がゆ。
我が家は、今朝、夫が不在だったため、夕飯にみんなでいただきます。
七草がゆは、「無病息災を願う」「お正月に弱った胃を休める」と言われていますね。
「ほんまなんかな?」と思ったので、お正月にいただくお節と対比させて考えてみたいと思います。
「お節」と「七草がゆ」
お節の食材は植物性のものが多いですが、実は、中医学的には気血を増やすと言われています。
調理法を見てみると「じっくり煮詰める」ものが多いですよね。
この調理法が、気血を増やす調理法なんです。
なので、お正月はお節がメインになるので、気血が増えすぎてしまうことがあります。
一方、七草がゆはというと、七草にはデトックス作用が強いものが多く含まれています。
極端に食べすぎると、下痢や嘔吐を引き起こすこともあるそうです。
ここまで書いたらお分かりかもしれませんが、そう、お節で増えすぎた気血を七草がゆで減らし、バランスを整える目的があるんですね。
これが先述した、七草がゆは、「無病息災を願う」「胃を休める」ということにつながるのだろうと思います。
要は、七草がゆを食べればよいってものではないということ。
食べすぎ→気血増えすぎ→養生の必要がある!→七草がゆでデトックス→バランス整う
という、ストーリーが必要なんですね。
なので、お正月にお節(だけに限りませんが)を食べ過ぎていなければ、七草がゆを無理に食べなくてもよいというわけです。
奥が深い中国医学
このように、中国医学では、材料(原料)の性質だけを見るのではなく、その材料をどのように調理するか、使っていくかを考えるもの重要な視点になります。
これは、私が今学んでいる中医学的芳香療法も同じ。
精油(アロマ)の性質だけで使い分けるのではなく、どのように香りを取り入れるのかを考えていきます。
さらにこれは、漢方薬でも同じなんですね。
病名や症状から、薬理作用だけを見て漢方薬を選ぶのではなく、どのタイミングでどのように使うかが重要になってきます。
もちろん、診断ありきです。
今日は食養生について書いてみました。
みなさんのご参考になれば嬉しいです。
そんなちょっと奥が深い、中国医学について学べる機会があります!!
どちらも講師は、 ➡ 中国医学協会代表 中医師 今中健二先生。
今中先生は、黄帝内経を研究し、日本でも珍しい中医師になられた先生です。
まずはこちら!!
➡ 中国医学協会会長・今中健二先生 × ➡ 奈良ママQOL向上委員会
コラボ講座開催!!
対面&オンライン同時開催です!!
全3回講座のうち、いよいよ最後の講座です。
ぜひ、ご参加ください♪
🔻🔻🔻
そして、薬剤師&登録販売者向けのセミナーがこちら!!
薬剤師&登録販売者のための中国医学って何?セミナー
こちらのセミナー、なんと!!紹介にてご参加の方は無料でご参加いただけます!!
私からの紹介の場合も無料で参加できますので、お申し込み時に私の名前「中本のりこ」とご記入ください♪
(その際、こちらにもご一報いただけると助かります)
セミナー詳細はこちらからご覧ください!!